運用メンバーインタビュー

株式戦略部 アナリスト多田 憲介ただ けんすけ

2018年、東京大学経済学部経営学科卒業後、新卒でJ.P.モルガン・アセット・マネジメント入社。 2019年5月にレオス・キャピタルワークスに入社。社長室にて経営企画に従事後、2020年4月より株式戦略部でアナリストとして企業調査を行なう。

「未来を一緒に作っていくという感覚に日々ワクワクしています」

3歳からサッカーを始めて、20歳までプロを目指していました。そのときから「将来こうなりたい」という目標に向かって、今何をするべきかを考え、ワクワクするのが好きでした。
大学生の時に、ベンチャーキャピタルの会社で学生インターンを経験し、「将来社会はこうなるだろう」と自分が思い描く未来のシナリオをいくつか作って、起業家と一緒に会社を立ち上げ、理想とする社会を作り上げていく、という世界を目にしました。そういう仕事にすごくワクワクして、自分もこの世界で働きたいと思ったのが、金融業界に入ったきっかけです。

藤野に送った2通の“ラブレター”

レオスとの出会いは、学生時代に遡ります。当時、新卒でJ.P.モルガン・アセット・マネジメントに内定していたのですが、ベンチャーキャピタルでのインターンがとてもおもしろくて、そのままJ.P.モルガンに入るかベンチャーキャピタリストとして新卒からキャリアを始めるか迷ってしまいました。

その時に、Facebookを使ってレオスの代表である藤野にラブレターを送り、会ってもらいました。自分でアセットマネジメントの会社を立ち上げ、個人でもエンジェル投資をやっていた藤野に、以前から興味があったんです。当時すでに有名な投資家だった藤野ですが、学生だったら会ってもらえるのでは、と思い切りましたね(笑)

レオスのオフィスを訪ねて、1時間半ほど話をさせてもらいました。そこで、進路に悩んでいると、率直に相談しました。

その時、藤野は、「ベンチャーキャピタルはひとつの形であって、上場株への投資を通じて未来を作ることもできる」という話をしてくれました。まだ私が学生だったこともあり、多様にある投資の方法を見ることができていなかったというのもあって、より広いアセットクラスを見ることができる、J.P.モルガン・アセット・マネジメントへの入社を決意しました。

その後も、常におもしろい発信をしていたレオスへの興味はずっと持ち続けていました。J.P.モルガン・アセット・マネジメントで勤務を始めてから1年ほど経った2019年の3月頃に、藤野がFacebookで「中小型株のアナリストを募集している」と投稿しているのに気が付きました。そこで、「ちょっと興味があります!」と2回目のラブレターを送り、レオスへの転職を決意しました。

「こだわらない」という強み

私の性格ですが、知的好奇心が旺盛で、新しいことを学んだり、解明したり、目からウロコの体験が好きです。その一方で、いい意味での「こだわりのなさ」も自分の強みだと思っています。

私は小学6年生から中高時代をヨーロッパで過ごしました。英語も全然話せない状態で向こうの世界に放り込まれたので、何もわからず、電車に乗ったら知らないところに着いていることもしょっちゅうで。周りで起きていることが混沌としていて、「訳がわからない」という状況が日常化していました。
そんな毎日でしたが、いつからか細かいわからないことにこだわらず、一旦そのまま受け入れようと思うようになりました。細かい部分に集中しすぎて立ち止まるより、経験しているうちに、振り返ったらより深くわかるようになっているという感覚が掴めるようになったんです。

今もアナリストとして走り始めて、わからないことばかりです。投資の世界は常に変化をしていて、変化の説明がつかないこともあります。
負けず嫌いなので、わからないと思ったことは徹底的に勉強しますが、「わからないこと」の細部にこだわりすぎることなく、常に物事の全体像を見失わないようにしています。

マーケットは日々変わっていくので、考え方や視点を柔軟に変えられることも求められます。今日言ったことと真逆のことを明日堂々と言える勇気や割り切った姿勢というのが非常に大事だと思っているので、こだわりすぎずに本質を捉えようとする自分の性格は強みだと思います。

ゴールのための地味で地道な準備

3歳からサッカーを始めて、20年弱ずっとFW(フォワード)をやり続けてきました。今でも、レオスの株式戦略部の中で自分をサッカーのポジションに例えるとするならば、FWだと思っています。

FWは点を決めるのが仕事です。派手な花形のイメージですが、実はFWはとても地味な仕事をしています。

サッカーは90分のゲームで、フィールドにプレイヤーが計22名、単純計算するとボールを持っている時間は、一人1分くらいです。それに加え、FWは前線でボールが来るのを待っているので、ボールを触っている時間はもっと短い。90分のゲームの中で、89分はずっと「準備」をしているのがFWです。

自分のポジショニングや走り出し、体の向きなど、細かい準備は色々ありますが、とにかく相手のディフェンダーと常に駆け引きをしています。あえて疲れたふりをするとか、そういった細かいところまで地味に準備をして、最終的にゴールという派手なプレイに繋げるのがFWの役割で、ゴールは全部の準備の結果なんです。華やかなゴールを決めたいと思いながらも、地味な準備を怠らないというのは自分の気質でもあります。

アナリストとしても、自分の中で、「いい準備をする」ということを常に意識しています。不確実なマーケットの中で的確なリアクションを取れるように常に準備をして、どんなことが起こっても柔軟に対応できるよう心がけています。

ひふみが未来も成長し続けるために

アナリストとしての目標は、まずは一人前になることです。株式戦略部に配属されて半年が経過し、すでに取材や銘柄推奨は始めていますが、まだひふみ投信、ひふみワールドの組入銘柄を担当する段階には至っていないので、担当の組入銘柄数を増やしリターンに貢献していきたいと思っています。

もう一つは、ひふみの運用プロセスをより高度化して、より再現性の高いものにすることです。ひふみは今まで非常に好調な成績をおさめてきましたが、ファンドマネージャーやアナリストの目利きや経験に基づく属人的な要素が強いと思っています。これから先何年もお客様の資産形成の一助となれるように、運用のさらなる高度化を進め再現性を高めることが新参者の私に与えられた一つの役目だと思っています。

(最後に、お客様に一言お願いします)

ひふみはこれから先何年も皆様のお役に立ちたいと思っています。
トレンドや進化を見逃さず、お客様と一緒に成長していきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。



<インタビュー動画>