ニュースリリース

臨時レポート:ひふみワールドの基準価額下落について

いつもひふみワールドをご愛顧いただきありがとうございます。

本日のひふみワールドの基準価額が前日比-739円(-8.29%)と大きく下落し、お客様にはご心配をおかけしております。
このたび、臨時レポートを発行いたしましたのでどうぞご覧ください。

運用責任者 湯浅光裕より

多くのメディアで既に報道されているとおり、新型コロナウイルス感染拡大にともない投資家の不安心理が加速し、米国市場(NYダウ)が3月16日に再び急落しました。その結果、ひふみワールドの基準価額は前日比8.29%下落し8,176円となりました。

米国市場で今回の新型コロナウイルスによる下落が始まってから約半月ほどしか経っていませんが、米国のS&P500指数、NYダウ指数共に約30%下落しています。

G7首脳によるテレビ会議のあと発表された首脳声明では「世界の英知を結集して治療薬開発を加速し、緊密な協力と強固な連携で必要なことは全て行う」と世界のリーダーたちは合意しています。また、アメリカ国立衛生研究所(NIH)はトリガーとなった新型コロナウイルスのワクチンの第一段階の臨床試験を開始しています。ワクチンの実用化までにはしばらく時間がかかるのでしょうが、着実に前進しているのは確かです。この先、更なる株式市場下落も想定していますが、未来を想像しながら、粛々と行動することには変わりがありません。


一方で、フィリピンのドゥテルテ大統領は首都マニラがあるルソン島全域で新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とし住民の移動などを制限すると発表しました。これに伴いフィリピン証券取引所も本日17日より取引停止を決定しています。市場再開については追って発表されるとのことですが現時点では未定です。ひふみワールドでは昨日時点で、同証券取引所に上場する企業2社、純資産総額の約0.3%(マザーファンドベース)を投資しています。今後のフィリピン政府、同証券取引所の報告を見ながら慎重に対応してまいります。なお、フィリピン以外のアセアン諸国への投資はありません。

みなさまにはご心配をおかけしておりますが、引き続き全力を尽くしてまいります。
今後ともひふみワールドをよろしくお願いいたします。