ひふみの運用哲学
独自の運用スタイル
最高投資責任者 藤野英人からメッセージ
「ひふみ」は、とても多様な顔を持っています。超小型株から大型株まで組み入れられているし、成長株か割安株か、という枠にもとらわれていません。長期でじっくり保有する銘柄もあれば、マーケットに合わせて短期で売買する銘柄もあるし、現金比率も大きく動かすこともあります。また、海外株への投資も本格的にスタートしています。
「つかみどころがない」ともいわれることがありますが、それは私たちが「投資家」であり「運用者」である、ということを表しているのかもしれません。「投資」と「運用」は一緒くたにとらえ られがちですが、その意味は異なるのです。
私たちが考える「投資」とは、個別の会社の中身をよく見たうえで長期的に伸びていくと考えられる会社にお金を預け、会社の成長とともに株価が伸びていくことに期待すること。対して「運用」 とは、変化するマーケットに対応してダイナミックに売買を行ない、しっかり良い成績を残すこと。私たちは、投資と運用を同時に行なっています。それが、「火風水土心(ひふみとうしん)」というオリジナルのポートフォリオ哲学にも反映されています。
運用本部のシニア・ファンドマネージャー、ファンドマネージャー、アナリストたちも、それぞれが違った個性、価値観、意見を持っています。担当セクター制をとっていないのも特徴です。
私たちの考えはできる限り詳しくわかりやすく、皆様にお伝えしていきます。成績を出すことはもちろんですが、少しでも安心していただけるように、そして一緒にワクワクしていただけるように、これからも全力を尽くしてまいります。
多様な価値観を内包するポートフォリオ
私たちの原点である「ひふみ投信」という商品名の隠れた由来に「火風水土心」があります。
古代ギリシャ時代から、万物は火・風・水・土という4元素から成り立っているという思想があります。そこに人間の「心」を足して世界となす、というようなオリジナルのフレームワークで、ひふみの銘柄選択、ポートフォリオの価値感を表しているのです。
足で稼いだ情報で成長企業を発掘
「定性」「定量」(*)の両面から徹底的な調査・分析を行ない、どのような投資環境でも独自要因で成長を遂げる企業を発掘します。
*定性:経営方針や戦略など数値に表れない部分 定量:財務指標や株価情報等の数値