「ひふみワールド」運用責任者からのメッセージ
いつもひふみワールドをご愛顧いただきありがとうございます。
2月24日、ロシアがウクライナ東部の親ロシア派武装勢力が支配する地域で軍事行動を起こし、一部で空爆もありました。プーチン大統領がNATO拡大阻止に具体的な行動を起こしましたが、どのような理由にせよ爆撃などの軍事行動が取られたことに非難をします。このような具体的な軍事行動を的確に予想はできませんが、その後を予想した行動を適切に取ることが常に大切です。侵攻行動がどれくらい継続するかわかりませんが、今回の行動によりイデオロギー対立によるつばぜり合いが世界で起こる可能性も否定できません。
ひふみワールドは、2021年末から米国金利上昇に伴い高バリュエーション企業のウエイトを下げ、金利・原油価格上昇メリットを受ける企業や、値上げが行なえる事業構造と高い顧客ロイヤリティをもつ企業などへ資金をシフトしつつ株式保有比率を徐々に高める投資行動を取っています。
各国株式市場は、ウクライナ侵攻により高まった不透明感を嫌気し、その後の起こる一部経済混乱と停滞を予想し、それらを織込む過程で下落しました。しかし、企業活動が世界でなくなることはありません。何度となく起こる争いは、その度に多くの犠牲を払いますが、多くはいずれ立ち上がることを繰り返してきました。
楽観視はせず、皆様からお預かりしている資産が成長できるように、運用本部、レオス・キャピタルワークス全社で全力を尽くしてまいります。
レオス・キャピタルワークス株式会社
代表取締役副社長
未来戦略部長
ひふみワールド運用責任者
湯浅 光裕