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ひふみアニュアルミーティング2020 EVENT REPORT ②

2020年12月13日にオンライン開催した「ひふみアニュアルミーティング2020」。
8時間にわたる内容盛だくさんのイベントの様子を、レオスメンバーがレポートいたします!
第二回目は、ランチタイムに実施した3つのセッションを、トレーディング部・佐々木がレポートいたします。

アニュアルミーティング当日、私は自宅のテレビから視聴しました。8時間のLIVE放送は、レオスとしても初めての試みでしたのでハプニングもありましたが、それも含めて臨場感のあるイベントで、まるでテレビの生放送を見ているような気持ちでした。コロナ禍において、なにか新しい形でのお客様との接点づくりに挑戦しようとしているメンバーの姿を見ると、個人的にも勇気づけられるような気がしました。

当日の動画はこちらから
2021年の世界経済と市場展望 
ひふみを紡ぐ人〜基準価額を支える裏舞台 
ひと休み〜グラレコで前半を振り返ろう

お昼の時間帯は、リラックスしながら聞いていただけるよう、20分ほどの小さなパートをいくつかご用意しました!

新型コロナウイルスにより、様々なイベントの形式や生活・仕事環境などが変化したと思いますが、そのような中でも新しい形で「顔が見える運用」を体感していただくべく、mmhmm(ンーフー)という動画配信ツールを用いて、お昼のパートをお届けしました!

【2021年の世界経済と市場展望】

このパートではひふみ公式YouTubeチャンネルにて隔週で配信している「三宅の目」でおなじみの経済調査室長の三宅とパートナー営業部の内藤より、バイデン新政権を見据えた2021年の世界経済・市場展望についてお話ししました。

2021年の注目日程

まず、2021年の注目日程の解説から始まりました。
2021年を考えるうえで、米新政権の政策、ワクチン接種・普及、米中対立、東京オリンピック・パラリンピック、衆議院選挙の5点が重要なポイントになるようです。


・バイデン政権による財政・外交政策、FRBの金融政策がどうなるのか?
・新型コロナウイルスのワクチンの接種・普及がどのように経済に影響を与えていくか?
・トランプ政権で強まった米中対立がバイデン政権のもとでどう変わるのか?
・東京オリンピック・パラリンピックの開催はどうなるのか?
・来年の衆議院の総選挙タイミングがいつになるのか?

5つのトピックのうち、三宅はワクチン接種・普及が世界経済正常化に繋がるかどうかのポイントになると解説していました。

世界経済の見通し

「三宅の目」でも見慣れた2人の掛け合いによる進行でテーマは世界経済の見通しへ。

内藤:
2021年の世界経済はどうなりそうですか?

三宅:
スライドのグラフはIMF(国際通貨基金)が10月に出した世界経済見通しです。
2020年は新型コロナウイルスによって深い落ち込みになりました。
2008年にリーマンショック(世界金融危機)がありましたが、その時には1930年代の大恐慌以来の落ち込みだといわれました。
今回はそのリーマンショックをはるかに上回った落ち込みだということが分かります。
ただ、IMFの見通しですと、来年にかけての世界のGDPはV字回復を遂げると予想します。今後はワクチンの普及がどのように広がるか、そして世界経済正常化に繋がるかがポイントです。

各国に先んじて最初にコロナを克服したこともあり、中国だけがわずかですがプラス成長になり、来年も8%を上回る成長が予想されています。
総じていうと、新興国、特に中国やインドなどが世界経済をけん引する形でV字回復を辿ると考えます。

一方、日本は2021年から22年にかけて回復するが、他の国と比べると成長率が緩慢です。
菅政権は経済底上げのためにデジタル化、グリーン化を挙げ、経済構造の転換、経済の底上げを押し出していこうというスタンスだと思います。

限られた時間ではありましたが、他のトピックについても三宅が詳しく回答をしています。
当日の動画が以下で視聴できます。2021年を考えるヒントとして、ぜひご覧ください!
(リンク)https://youtu.be/6noLFmPGe4E


私たちのYouTube動画の中でも人気コンテンツとなっている「三宅の目」。
いつもは社内で動画収録を行なっていますが、今回のように「mmhmm」を使った収録現場ではいつもとは異なった緊張感がありました。また、まるでテレビのアナウンサーのような内藤の掛け合いが印象的でした。

ご覧いただいたお客様から「経済の天気予報みたいな雰囲気!」といったコメントが届きました。
いつもの「三宅の目」とは違った形式でお送りしましたが、まさに「経済の天気予報」といえるパートだったのではないでしょうか。

【ひふみを紡ぐ人〜基準価額を支える裏舞台】

このパートでは「基準価額を支える裏舞台」をテーマに、業務部長の齋藤・トレーディング部長の岡田がひふみの基準価額を算出するまでの流れをご紹介しました。
トレーディング部は名称からも銘柄の売買を行なう業務だとなんとなく想像ができるかもしれません。
業務部が担う投信計理(けいり)はできるだけ早くお客様に基準価額をお伝えするために裏で支えている大切な業務です。

トレーディング部と業務部について

まずはトレーディング部での執行からお話しします。
これが、実際に岡田がトレーディングで使っているデスクです。

6つある画面のうち、真ん中の下にあるものは「板」と呼ばれるもので、売る人・買う人それぞれの値段が出ています。
右上の画面が「チャート」です。
チャートと板を見ながら右下のトレーディングシステムを使って自分たちでタイミングを計らう執行スタイルです。

ファンドマネージャーから日本やアメリカ、中国、台湾など様々な国の銘柄の売買注文データが専用のシステムにアップロードされます。
すべての注文は、社内のルールに沿った注文になっているかどうか、レオスのコンプライアンス部によってチェックされます。
無事にチェックを通過したものが、トレーディング部は証券会社を通して、15時までのマーケットが開いている時間の中で、粛々と注文を執行していきます。

この間、業務部では何をしているのでしょうか。
レオスで取り扱っている投資信託「ひふみ」シリーズでは、直販のお客様から設定(購入)・解約の注文を受ける場合と、銀行や証券会社などの販売会社を通じて注文を受ける場合があります。
業務部では、その全ての設定(購入)・解約注文を日々確認します。

全ての銀行や証券会社などの販売会社から設定(購入)・解約注文データがきているかをリストで確認します。
業務部ではこのようにアナログに処理を行う部分も多いですね。

また、トレーディング部は、投資信託のうち、現金で持っている部分の運用指図なども行います。
ひふみ投信は最大49.9%まで現金が持てますが、1営業日単位でも現金部分をコール取引で運用することで、少しでもお客様の資産を増やそうという仕組みになっています。

コール取引というのは金融機関同士が短期で資金を融通し合う市場での取引のことで、レオスが資金の貸し手となり、短資会社といわれる機関を通して、銀行や証券会社など良い条件で借りてくれるところを探します。
そして翌日現金と一緒に金利を受け取るというのがコール取引の流れです。
コロナ前(2019年2月頃)では相場の変動に備えて現金を30%近くまで増やしましたが、その時も数千億円の金額を放出し、運用していました。

「できるだけ早く」 基準価額が算出されるまで

日本株の場合、15時になると約定(やくじょう)照合に移ります。

トレーディング部では、証券会社から届いた約定結果と、トレーディング部で計算した約定結果を照合し、さらにトレーディング部のデータと業務部のデータを照合して、間違いがないかを確認したうえで信託銀行(受託銀行)に送信します。
それと同時に業務部では、余剰金の金額を信託銀行と照合したり、保有している株式の時価のチェックなども行ないます。

そしていよいよ16:30以降に信託銀行から金額合致の連絡がきたら、基準価額を公表、という流れです。

例えば、株式や為替の値動きが非常に荒れたり、大量の執行があったりすると、基準価額の算出の時間に影響することがあります。
それらのケースを除き、レオスでは、「早く基準価額が知りたい」というお客様のために、ほかの投資信託会社よりもいち早く基準価額を公表できるよう努めています。
そのために、トレーディング部でも証券会社からの約定データを速やかにもらえるようコミュニケーションを図るなど、細やかな対応を行なっています。

ひふみの基準価額算出の裏側、皆様にも伝わりましたでしょうか?

他にも動画では、海外株取引についてなどをお話ししています。
こちらからご覧ください。

【グラフィックレコーディングで前半を振り返る】

お昼休み最後のパートは、運用本部長の湯浅と株式戦略部の押切が登場し、できたてのグラフィックレコーディングをご紹介しながらアニュアルミーティング前半を振り返りました。
最後は運用本部のメンバーの話も…。

押切:
グラレコ、非常にかわいいですよね!
私は、特に最初の「投資運用の基本はアイディア収集」という部分がいいなあと思いました。
無数のアイディアからひふみの運用を組み立てていく、というか。

湯浅:
そうですね。多種多様な観点でいろんなアイディアを出していくことが大切です。
それぞれのアナリストの個性で色々なものを見つけてくる、ということを僕らはやっているわけですが、そこにAIなども入れてみて、そのアイディアを投資に結び付けることで付加価値が出せると考えています。

背景が切り替わり、ここからは運用本部についてのトークに。

押切:
多種多様な観点、というと、ひふみ運用本部の「らしさ」をお見せしたいですね。

湯浅:
押切さんは私たち運用本部のアシスタントです。
具体的な業務はスケジュール管理、国内外の会社訪問の調整から運用本部のリモート忘年会の企画まで多岐にわたります。
逆にこちらが押切さんに言われるがままに動くというか(笑)
ある意味全てを握っているのが押切さんです。

湯浅:
運用本部の印象はどのようなものですか?

押切:
幕の内弁当のようです。多種多様なおかずが美味しいというか…。楽しい話を聞けますよね。そのような方々のお手伝いをできるのはありがたいと感じます。

湯浅:
一番リクエストが難しいとか、やりにくい人は?(笑)

押切:
そんな人はいないですけど(笑)
運用本部メンバーの仕事には、それぞれカラーがあります。
例えば決算発表が重なるタイミングは数週間にわたって依頼がくるのですが、堅田さんは1か月前から50社くらいのリストがきて、1日3社までをスケジュールに入れてコンスタントに消化する、そういうところにキャラクターが出ますね。

一方全然違うのが佐々木さんで。
朝一から入れて大丈夫ですし、ミーティングを詰めてもOK。
1日最大5~6件のミーティングを入れていて、数をこなすという点で、堅田さんとは全然スタイルが異なります。

湯浅:
コロナ禍でリモート取材が多くなりました。
海外企業にも取材を入れていますが、これまでは制約もあった物理的な移動がそもそも必要なくなりました。
加えて、21時以降など、夜遅くてもミーティングが出来てしまう。
お客様から「リモートになったから、取材できないですか?」という質問をいただくけれど、逆にリモートになったから取材件数も3割増しくらいになって、スケジュールも詰めれるようになり、実はハードなんですよね(笑)

コロナの環境下で生活スタイルも変えざるをえなくなりました。
このイベントそのものも、新しいスタイルにチャレンジしていますが、同時に私たちの働き方も変えていけたらと思っています。

終始ゆるやかな雰囲気でお送りしたこちらのパート。
運用本部の雰囲気をお伝えできたのではないでしょうか。動画はこちら(https://youtu.be/kmY02BPS8Kg)から


今回ご参加いただきました皆様、ありがとうございます。
初めての試みで至らない点もあったかと思いますが、日頃セミナーなどで登壇している運用メンバー以外にレオスにどんな人がいるのか、どんな仕事をしているのかが見えましたでしょうか。
アーカイブ動画もあわせてご覧ください!
ひふみアニュアルミーティングレポートはまだまだ続きます!
次回もお楽しみください。

※当記事のコメントは、個人の見解です。当社が運用する投資信託や金融商品等の売却・購入等の行為の推奨を目的とするものではありません。