世界の株式にも投資してみたい つみたてキャラバンレポートvol.20@滋賀
今回つみたてキャラバン@滋賀をレポートするのは社会人1年目、営業部の林です。
普段はデジタルマーケティングやデータ分析業務を担当しております。趣味は音楽とダンスでK-POPダンスサークルに所属しています。
【メンバー紹介】
高橋亮(たかはし りょう)株式戦略部
ひふみワールド、ひふみワールド+のシニア・ファンドマネージャー を担当しています。コロナ禍以降、子どもの頃何年かだけやってその後全くやっていなかったラジコンを始めました。走りこむほどタイムが短くなり、目に見える改善が結果として返ってくるのが快感ですごく楽しいです。
渡邊富士子(わたなべ ふじこ)営業部
直販口座をお持ちいただくお客様へのセミナー、イベントの他、音声コンテンツなど様々な企画を担当しています。ここ数年、ロウカット玄米にハマっています。炊きやすく、とてもおいしいです。
オーラがあった彦根城
前日まで大阪で企業の取材をしていた高橋はそのまま彦根へ向かい、渡邊と私は東京から新幹線で彦根にやってきました。
早めに到着し、辺りを見回していると…
駅の改札から彦根城を発見しました!!
写真では伝わりにくいかもしれませんが、実物にはオーラと存在感を感じました。
この日は株式戦略部の高橋がスピーカーを務めました。高橋は身近なペットボトルを例に、製品が作られ消費者に届くまでの「お金の流れ」という観点から、経済の流れを説明しました。またアメリカ出張をした時に、物価の上昇率の高さを感じたといった話をしました。
参加者の方は大きく頷きながら、時折メモを取って熱心に話を聞いてくださいました。その姿を見たスピーカーの高橋も、自然と話に熱を帯びていきました。
「世界の株式にも投資をしてみたい」というお客様からの質問
質疑応答では3つの質問がありました。
1つ目の質問は「世界の株式に投資をしたいのですが、どんなポートフォリオにすればよいでしょうか?」でした。
高橋は「個別の運用相談にはお答えできないのですが、一般的にはアメリカ企業の比率は高くなるのではないでしょうか。身近なところを例に挙げれば、会場にいる人たちの多くはスマートフォンを持っていますよね。そして私は今パソコンを使って資料を見ながらお話ししています。スマホやパソコンを作っている企業の多くがアメリカにあります。このように、世界中でアメリカ企業の製品が使われていますから、投資先としてアメリカ企業の比率は高くなりますね」と答えました。
2つ目の質問は「つみたてNISAは子どもの学費向けに、iDeCoは自分たちの老後のために、あと学資保険をやっています。このような投資のやり方について、率直な感想を聞かせて下さい。」というものでした。
高橋は「私も子どもがいますので、子どもの学費はつみたてています。一般的には、子どもの学費のような、ある程度必要な時期と金額が決まっている出費については、値動きの幅が小さい金融商品に投資して備えるといいと思います。」と答えました。NISAとiDeCoはいずれも税制優遇を受けられますが制度に違いがあります。お子様の学費のように途中で解約する予定がある資金はつみたてNISAで投資し、老後資金はiDeCoで投資するのはよい選択ですね。NISAはいつでも解約できますが、iDeCoで投資した資金は原則60歳になるまで受け取りができません。資金の用途や目的によって、制度を使い分けることが大切です。
3つ目の質問は「老後の資産運用で世界の株式に投資をしたいと考えているのですが、人口が増加しているインドに投資するのはどうですか?」でした。
高橋は「人口が増加していることは経済成長にとって大事な要素ですが、だからといって魅力的な投資先とは限りません。なぜなら東南アジアや中南米といった新興国の代表的な株式会社の中には財務諸表に連結して、創業者一族が自身の資産保全のためだけに作った会社が存在するからです。株主が出資したお金を、事業の拡大ではなく創業者一族のために使う会社には投資するべきではないですよね。新興国では、そうした企業でも上場できてしまう株式市場の制度になっている場合がありますので、投資家が公平に利益を得られないことも考えられます。
株式市場の制度が整備されているという意味では、アメリカはやはり強いです。資本主義スピリットを大事にするという文化的土壌があり、企業は株主が投資したお金で事業やサービスをどんどん成長させていきます。国境を越えたサービスを新興国を含めた世界各国で展開し、企業が成長していくことで株主も利益を得られると考えれば、アメリカをはじめとする先進国のハイテク企業などは魅力的な投資先といえそうです。」と答えました。
セミナー終了後に、高橋と雑談して帰られた方もいらっしゃいました。お忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。
お客様にはそれぞれ固有の事情があり、お金の悩みも全く違うのだと感じました。引き続きこのような機会を通じて、皆さまのお悩みに寄り添って解決のお手伝いをしていきたいと思います。
お客様から「以前、ひふみの社会科見学に家族が参加したんですよ。これからも楽しみにしていますよ。」というお声をいただきました。励ましのお言葉をいただき、とても力づけられました。直接会うって本当にいいですね!
初めてリアルでお客様に会うイベントに参加して、普段の業務からは見えにくいお客様の本音やニーズなどを知ることができました。
私たちがお客様の資産形成に貢献できる役割の大きさを感じ、さらに役に立てるよう日頃の業務を頑張りたいと思いました。
(レポート:営業部 林)
>>>つみたてキャラバン特設ページで今後のスケジュールを順次ご案内しております。
※当記事のコメントは、個人の見解です。当社が運用する投資信託や金融商品等の売却・購入等の行為の推奨を目的とするものではありません。