為替の変動、どう考えればいい? つみたてキャラバンレポートvol.21 @京都府
今回レポーターを担当するのはマーケティング部の赤池です。大学時代は京都に住み、街と自然の距離がちかいこと、どんな路地にも趣があるところが大好きでした。またいつか京都に住みたいと思いつづけ、その夢を叶えました!
【メンバー紹介】
八尾 尚志(やつお ひさし)株式戦略部
ひふみワールドのシニア・ファンドマネージャー。レオスに入社して早10年目を迎えます。京都には縁があり月1ペースで訪問しています。
石田 英和(いしだ ひでかず)未来事業室
未来事業室 金融包摂担当部長です。京都会場はインバウンド含む観光客でいっぱいの京都タワーの下でした。レオスにも最近京都に移住したメンバーがいると聞き、やはり人気の土地なのだと感じました。
村松 陽(むらまつ あきら)システム部
レオス内の業務システムの導入・サポートや、お客様向けのWebシステムの開発・保守運用を担当しています。スマートフォン向けアプリ「てのひらひふみ」の導入にも携わりました。京都は昔からよく来ていた思い出深い場所です。
細田 文武(ほそだ ふみたけ)営業部
京都在住です。レオスでは海外機関投資家ビジネスを担当しています。高校・大学を京都で過ごした後は、仙台や東京を転々としましたが、ついに昨年10月に京都に戻りました。
賑わいもどる京都でのセミナー
セミナー当日はとても天気のよいあたたかな日でした。
セミナー会場は京都駅の目の前にある京都タワーホテルです。京都駅前のバス乗り場やタクシー乗り場には大きな荷物を引いた観光客の姿も多く、コロナ前の姿を取り戻しつつあるようでした。
この日、京都メンバーは12月4日に開催された年次運用報告会「ひふみアニュアルミーティング2022」でレオスメンバーが着用したひふみのロゴマーク入りのニットを着用しお客様をお迎えしました。
為替の動きをどう考えればいい?
セミナーでは2022年話題にあがることが多かったインフレや円安について少しお話しました。
ひふみワールドのシニア・ファンドマネージャーとして世界中の企業を調査している八尾は、ラグジュアリーブランドの企業や有名な車メーカーの例をあげながらインフレや円安の背景や影響についてお伝えすると、お客様も知っている世界と世の中で起きていることがリンクしたのか興味津々のご様子でした。
質疑応答では、外国株の投資信託をお持ちだというお客様から「為替の動きが気になるのですが、どのように考えればいいですか?」というご質問をいただきました。
投資信託には「為替ヘッジあり」「為替ヘッジなし」とかかれたものがあります。為替ヘッジは、円安、円高といった為替の変動を回避(ヘッジ)するために行ないます。日本以外の世界の株式に投資をするひふみワールドは、為替ヘッジを行なっていません。そのため、日々算出される基準価額には為替の動きも影響します。
この質問に八尾は、「ひふみワールドは為替ヘッジしていません。日本の投資家にも円の資産だけではなく、ドルの資産もご提供したいと考えているからです 。」と分散投資の必要性をお伝えしました。
投資の格言に「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。
株式や債券、といった複数の資産に分散することに加え、通貨も複数保有することでリスクを低減することが期待できます。
その他には、ひふみ投信とひふみワールドをどのような割合で持つとよいのか、アメリカの物価上昇をアメリカ人はどのようにとらえているのかといったご質問をいただきました。
ひふみ投信とひふみワールドの割合については、会場にいたレオスメンバーが自身のつみたての内訳を参考としてお伝えしました。
物価の質問には、アメリカでは年金制度である401kプランが浸透し、投資している人が多いことに触れ、「アメリカでは自社株のつみたてをやっているケースが多いです。従業員に自社株を持ってもらうことで従業員のモチベーションも上がり、ポジティブな資本の循環ができている。日本のように『働いたら損』と働くことにネガティブな人が少ないと感じます。物価が上がっても、長く投資をしてきたアメリカ人は余裕があると思います。」と回答しました。
京都会場では、セミナー終了後は写真撮影や投資に関する話題以外でも盛り上がり、すぐにつみたてキャラバンへの参加をSNSでシェアしてくださる方もいました。
日頃管理部門で働くシステム部の村松は、なかなかお客様と直接お会いする機会がありません。つみたてキャラバンを通じてお話することで、自分の仕事がどんなお客様に届いているのかを実感でき、さらにモチベーションが高まったようでした。
次は桜の季節に…
京都は個人的に色々とご縁のある場所であり、今もほぼ月イチぐらいのペースで訪れているのですが、それがセミナーでの訪問となると京都タワーもなんとなく違って見えるのが不思議です。今回は以前からひふみを知ってくださっているお客様も多数お見えになり、改めて皆さんに支えられていて、そのご期待に応えていかなくてはならない、ということを痛感しました。次回は桜の季節にセミナーを開催したいですね(笑)。
八尾さんの外国のブランド企業の話題をお客様が興味深く聞いてらっしゃったのが印象的でした。日頃ネットなどで外国株式インデックスの話を聞かれている方でも、自分たちが知っている商品やサービスと関係があるのだと気が付くと、個別銘柄のリサーチをしっかりやっているアクティブ運用も面白いぞ、と感じていただけるのではないかと思いました。
冬晴れの京都にてレオスメンバーお揃いのひふみニットを纏い、お出迎えいたしました。リアルでお客様と触れ合える場に参加するのは初めてでしたが、直接声をお聞きできる機会は大変貴重でした。つみたて投資の意義の伝播に向けて、今後はシステム面から支えていきたいと思います。
日頃オンライン開催のセミナーではお客様がどういうお顔できいてくださっているのかが見えず一方的にお話してしまっているのではないか、という気持ちになることもあります。今回セミナー中のお客様の表情、終わったあとの「またひふみアカデミー見ますね!」というお言葉で、今後同じようにオンラインで開催するイベントでもお客様のお顔を思い浮かべながら話すことができそうです!
つみたてキャラバンはまだまだつづきます!皆様のお近くに行ける日をレオス一同とても楽しみにしています!
(レポート:マーケティング部 赤池)
>>>つみたてキャラバン特設ページで今後のスケジュールを順次ご案内しております。
※当記事のコメントは、個人の見解です。当社が運用する投資信託や金融商品等の売却・購入等の行為の推奨を目的とするものではありません。