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何のための投資なのかを忘れずに10年 続けた先には使うわくわくが待っていた 【ひふみの小宴 お客様インタビュー#1】

2024年5月19日(日)、横浜でお客様との懇親会「ひふみの小宴」を開催しました。「ぜひレオスの皆さんにお礼を伝えたい!」とご夫婦で参加してくださった辻本様は、現在50代後半の主婦です。2人のお子さんを育て上げ、ご夫婦での生活を楽しんでいる辻本様に、ひふみでの投資で得られたという「ゆたかさ」をうかがいました。

ひふみとの出会い

――辻本さんは2014年から直販でひふみを購入してくださってますよね。ひふみとの出会いは何だったんでしょうか。

2人の子どもの教育資金は、学資保険や銀行預金でつみたてしていましたが、時代は超低金利です。思うようにはふえていかないので「このペースで間に合うわけがない!」と思い、投資を検討し始めました。色々な投資関連の本を読み、最初はさわかみ投信の澤上篤人さんの考えに共感して、教育資金のつみたてをさわかみ投信さんではじめました。始めた後も情報収集をしていて、たまたま読んだ雑誌の中で、藤野さんが「さわかみ投信は信頼できるファンドだ」と話していて、その時に藤野さん自身もひふみというファンドを運用していることを知りました。「自分が信じているファンドを良いと言っているこの人のファンドも良いに違いない!」と思って、ひふみに興味を持ち、直販で口座を開設しました。

現在長男が27歳、次男が24歳です。次男が小学校にあがる時から投資をはじめていますが、当時は教育資金を投資でつくる人は周りに誰もいなかったので、孤独でしたね。2015年に当時住んでいた広島で「草食投資隊*」のセミナーがあり、参加しました。そこで初めて藤野さんに会って、快く写真撮影に応じてくれたことや他の参加者さんと会話する様子がとても印象がよく、ひふみを保有することへの安心感も得られました。何より、藤野さん自身も子どものためにつみたて投資をしていると聞いて、「これでいいんだ」と自信にもなりました。

ひふみはサークルみたいですよね。基準価額が上がるとお饅頭を配ったり、投資先企業に一緒に行く社会科見学をやっていたり、長く続けると「応援金」がついたり。楽しみをちょこちょこ作ってくれて、「一緒に頑張ろう!」と盛り上げてくれるので、そこが素敵なところだと思います。

ご主人と小宴にご参加くださった辻本さん
*中野 晴啓氏、渋澤 健氏、藤野 英人の3人が「長期投資を根付かせたい」との思いから発足した会。

日々の生活を大切に、背伸びせずにできることだけ

――長い期間つみたて投資を続けられているのはどうしてでしょうか?

無理をせずにできることだけをやっているからでしょうか。私の投資スタイルは、つみたてのみです。子どもたちのことやその他にも必要な支出がたくさんありましたし、まとまった資金を一度に投資するなんてできませんでした。子どもたちの教育資金のつみたても、生活費を全て書き出して整理して、無理なく捻出できると判断した額の月2万5千円からはじめています。

ひふみでのつみたては自分の将来の楽しみのためです。最初は1万円からつみたてをスタートしました。2人の子どもが同時期に大学生だったので、その時にはとにかく家計で削れるところはないかと必死で、自分のためのつみたてを5千円に減らしました。もともとは10年後、20年後の楽しみのために始めたので、少しずつでもいいからとにかく続けようと思って、苦しくならない金額に変更しました。低空飛行かもしれませんが、「これだけは守る」と決めて続けたことで今、これまでやりたいと思っていたことが叶っています。

旅行がお好きという辻本さん。今後はアジアや南米、ヨーロッパなど夫婦で世界一周するのが夢とのこと

――投資をする中で、失敗はありましたか?

昔、あるIT企業の株を10万円買って、7万円になった時に不安になって売ってしまったことがありました。逆にオリエンタルランドの株は2倍になった時に嬉しくなって売ってしまって、その後株価はどんどん上昇していきました。そういう体験もあったので、何か1つでも信じて持ち続けられる投資信託を少額でも続けるスタイルが一番いいなと感じています。

値動きも年に2、3回確認する程度です。家計簿をつける感覚でその時の残高や保有している投資信託の値動きをノートにつけています。日々の生活で他にやることがたくさんあるので、頻繁に値動きを追う暇はないというか…。
投資信託をはじめて1年後に、リーマンショックに直面しました。その時は大きく損も出ていて「投資ってやっぱりこういうこともあるんだな」とすごく落ち込んだんです。それでも特に何もせずに静観していたら、知らぬ間に盛り返していてました。ほっとしたところで2011年には東日本大震災があり、その時も大きく下落しました。その後6、7年かけてじわじわ右肩上がりになっていたので、下落に驚いても慌てて逃げちゃ駄目なんだなと思いましたね。

楽しみながら、ちょっといいことにも

――投資をしていて、嬉しかったことやご自身の変化はありましたか?

現在は子育てを卒業し、夫婦2人の生活です。そして最近、はじめて一部を解約したんです。そのお金は、欲しかった椅子を買いました。もともと1台、夫が私に買ってくれたものが家にあったのですが、「二人で並んで座って読書して、コーヒーを飲めたら幸せだね」と話していて、今回私が夫に1台プレゼントしました。あとは一部をマレーシアにいる長男夫婦に会いに行くときのお小遣いにするつもりです。また、自分のために使う以外に、夫と子どもたちにも一部を包んで渡しました。主婦をしていたので、もらうことはあっても自分からお金を渡せることはありませんでした。それが、自分が渡せるお金を初めて得られて、嬉しくて!

ご自宅に並んだ椅子でご夫婦並んですごしているそう。

また、解約したお金のうち3万円は、文京区が実施していた、作家・森鴎外の旧居を根津神社(東京・文京区)へ移築するというプロジェクトのクラウドファンディングに出資しました。これまでならクラウドファンディングで3万円出そうなんて思えなかったと思います。でも、投資をして得た利益は、もともとはなかったお金です。自分たちの楽しみに使うほかに、何か少しでもいいことをしたいと思い、住んでいる場所の取り組みを応援する気持ちを込めて参加しました。2025年に移築先で開館する際に優先して入館できます。特別感があって、わくわくしますよね。その日をとても楽しみにしています。

――これから投資をする方に伝えたいことはありますか?

余裕資金とは言わないけれど、貯金したいと思うお金があったら、その半分でいいから「まずは始めてみたらいいんじゃないかな」と伝えたいです。
そして、「長期投資」の「長期」というのは3年や5年ではなくて、10年ぐらいだと捉えて、投資しているのを忘れてしまうくらいでいいと思います。忘れてるうちに10年が経過していますから(笑)毎月自動的につみたてるようなシステムを自分で作ってみたら、やめずに続ければいいことがあると思いますし、子どもたちにもそう伝えています。


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