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投資×保険で将来に備える『つみえーる』という選択肢を

新しいつみたて投資の提案──『つみえーる』が目指す未来

この連載では、新サービス「つみえーる」を通じて、子どもや家族の未来に向けた“お金の備え方”を考えていきます。
これまでありそうでなかった、投資と保険の掛け合わせによって生まれる「備える力」、目標金額と毎月のつみたて額の「見える化」、そしてサービスに込めた想いや社会的背景もお伝えすることで、教育資金や老後資金など、人生の節目に直面したときの不安感をポジティブに捉え直せるように、多様な価値観やライフスタイルを持つ人たちが“自分らしい将来設計”に向けて一歩を踏み出すヒントを届けてまいります。

第1回となる本記事では、2025年6月に行われた記者会見の内容をご紹介するとともに、なぜ今このサービスが必要なのか、その背景と可能性をひもときます。

現代の子育て環境と、新たな金融サービス

子育て世代を取り巻く環境はいま、大きく変化しています。

「これまで以上に子どもに多様な経験をさせたいが、教育費が高騰している」
「子どもが大学に入るころ、自分はもう定年が近いかもしれない」

教育費と老後生活費、二つの大きな支出が同時期に重なる状況は、現代では珍しくないものとなりつつあります。

「子どもの未来」と「自分の老後」。どちらも大切にしたいけれど、どちらもお金がかかる。

私たちはこれまで投資信託「ひふみ」シリーズを通じて、皆様の「未来に備える力」を育むお手伝いをしてきました。しかし、子育て世代に限らず「自分の未来に必要なお金がいくらなのか」「どう備えればよいのか」といった疑問に、十分に応えられていない現状があります。長期投資の良さをご理解いただいているとは思いますが、将来への長い道のりに不安を抱えたままの方が多いことは、大きな課題だと感じていました。
その課題を解決したいと思い、これまで投資信託だけでは実現できなかった新しい金融サービスをご用意しました。

投資×保険でつくる、安心感のある資産形成

約2年前、保険会社のT&Dフィナンシャル生命とレオスがタッグを組み、サービス開発が始まりました。「保険×投資」という新しいアプローチが、子育て世代や多様なライフプランを持つ人々にどう役立つのか。これから数回にわたり、その背景や想い、そして使い方のヒントをお届けしていきます。


つみえーるの第一の特徴は、必要な教育資金の金額と時期に応じて、毎月いくらつみたてていけばよいかを可視化できることです。
例えば「0歳の子どもが18年後に国公立の大学に入学することを想定して、500万円が必要」といった具体的なゴールを設定し、その達成に向けて毎月いくらつみたてればよいのかをシミュレーションできます。預貯金と違うのは、お金の預け先が投資信託であることです。投資信託の運用成績のシミュレーションも加味され、18年間のつみたて金額が算出されます。

教育費に対する漠然とした不安を、「いつまでに、いくら必要か」という明確な数字に変えることで、計画的な資金準備を後押しします。

もうひとつの重要な機能は、「投資信託による資産形成」と「保険による保障」がひとつになっていることです。保護者である親に万が一のことがあった場合でも、教育資金の準備が継続できるという“保障”の仕組みです。死亡や障害・介護等でつみたてが続けられなくなった際には、予定していたつみたて額を保険金としてお支払いする仕組みになっています。
これにより子どもの将来に向けた準備が、途中で途絶えるリスクを減らすことができます。


子どもの教育資金をつみたてるには貯蓄や学資保険が広く知られていますが、決まった利率での資金運用はインフレの時代に対応しきれない可能性もあります。NISAが普及し、つみたて投資が一般的になりつつある今、教育資金の準備を投資で行なうことも選択肢に入れてほしいと考えています。

記者発表会で聞いた、子育て世代のリアル

2025年6月30日、都内で開催された「つみえーる」の記者発表会では、T&Dフィナンシャル生命の森中哉也社長と、レオス・キャピタルワークス代表の藤野英人が登壇し、サービスの背景にある社会課題とその解決に向けた新しい金融の形を語りました。
T&Dフィナンシャル生命の森中哉也社長(左)、レオス・キャピタルワークス代表の藤野英人(右)

「子どもの教育、親の健康や介護、不確実な未来に同時に備えなければならない時代が来ている」と語る藤野は、「投資信託と保険の組み合わせは、意外と今までなかった。つみえーるは、つみたてが途中で止まらないという安心感を届ける商品」だと説明しました。

森中氏も「学資保険ではインフレに対応しきれないかもしれない。資産形成の手段として投資の力が必要」と語り、投資と保険それぞれのプロである両社の協業の意義をお伝えしました。

ゲストとして登壇したのは、三児の母であるタレントの小倉優子さんと、保育士でインフルエンサーのてぃ先生です。

子育ての当事者が感じている教育資金の不安について、「不安はあるけれど、ちゃんと備えるのは大事」「お金の“見える化”が安心感につながる」と、どうしても後回しにしがちな教育資金の将来設計について、素直な気持ちを話していただきました。

小倉さんには実際に、4歳になるお子さん(三男)の教育資金についてシミュレーションをしていただきました。子どもにかかる費用を“なんとなく不安”で終わらせないためにも、まずはしっかり目標と向き合ってみようという私たちのメッセージを受け取ってくださったのではないかと思います。

家族の未来と、お金のことを“見える化”する意味

子どもにやりたいことをあきらめさせたくない、でも自分たちの老後も不安。

そんな二重の不安を抱える子育て世代にとって、大切なのは自分たちの現在地を知ることかもしれません。

不確実な将来に向き合うのは、怖い気持ちもあると思います。莫大な資金が必要になるのではないかと、見て見ぬふりをしたくなってしまうのも無理のないことです。でも、一人でも多くの方が前向きに未来のことを考えることができるよう、私たちはつみえーるを通して発信していきます。


つみえーるは、目標金額と現在の資金状況、そしてゴールまでに必要な期間を“見える化”することで、計画的な資金準備を後押しします。

さらに、もしものときにも備えられる保険の仕組みが、子どもの未来を守ってくれるという安心感につながります。

教育資金の準備は親の責任であると同時に、“子どもの未来を応援したい”という気持ちの表れでもあります。

家族の未来と、自分たちの老後。その両方を見据えた「つみたて」のあり方が、これからの時代には求められていると私たちは考えています。

シュミレーションはどなたでもご利用いただけます。
実現したい未来に向けて、準備を始めてみましょう!
https://hifumi.rheos.jp/tsumi-yell/


※当記事のコメント等は、掲載時点での個人の見解を示すものであり、市場動向や個別銘柄の将来の結果を保証するものではありません。ならびに、当社が運用する投資信託への組み入れ等をお約束するものではなく、また、金融商品等の売却・購入等の行為の推奨を目的とするものではありません。 

無配当特定疾病障害介護保障保険(団体型)について

  • この保険はレオス・キャピタルワークス株式会社を保険契約者(加入勧奨者)とし、保険契約者の総合取引口座にて投資信託の毎月同額つみたて契約の利用者を被保険者とする、団体保険です。
  • 保障期間中に被保険者が所定の状態に該当(または死亡)した場合に給付金(または保険金)が支払われます。給付金(または保険金)額は、保険対象積立金額(毎月のつみたて金額×12)に基づいて計算され、加入時の保険対象積立金額がこの保険の基準金額となります。なお、保険料は毎年更新されます。
  • この保険はつみたてシミュレーションにおける目標金額や運用利益の保証、運用による損失を補填するものではありません。
  • がんについては、この保険の責任開始日からその日を含めて91日目より保障を開始します。責任開始日から一定の期間、保障はありませんのでご注意ください。
  • 被保険者が所定の状態に該当し給付金等をお支払いした場合、その後別の所定の状態に該当しても給付金等のお支払はありません。
  • ご加入の際には健康告知が必要です。告知事項に該当する場合、お申込いただけません。
  • この保険には解約払戻金はありません。
  • この保険はクーリング・オフ制度の対象外です。
  • その他ご注意いただきたい事項についてくわしくは、重要事項説明書をご確認ください。