ひふみワールド ファンドマネージャー湯浅光裕よりメッセージ

世界株の決定版を目指して

レオス・キャピタルワークスを創業した2003年から、世界中の株式に投資が出来るような商品を作りたいという思いがありました。資産づくりの一環として株式に投資する際に、あれこれ手を出さずレオスの商品を選んでください、と自信を持って言えるような商品です。主に日本株に投資するひふみ投信に加え、世界株に投資するひふみワールドができて、この想いを達成することができるのかなと感じています。わたしたちは、ひふみワールドを日本を代表する世界株投信 に育てたい。「世界株なら、ひふみワールド」と言っていただけるようになりたいと思っています。

世界には様々なユニークな企業が存在します。たとえば以前取材した米国の自動車工具販売チェーンのお話をしますと、その企業はトレーラーに工具を積んで自動車修理工場を訪れ、工場で働くエンジニアに工具を売っています。米国の自動車工場で働くエンジニアは、自前の工具で作業します。 おのおのこだわりがあり、お気に入りの工具で仕事するのです。会社から支給される工具を使う日本のワーカーとは異なりますね。この工具販売会社はブランド力があり、ここのロゴの入った工具を持つのがワーカーのステータス になっています。

工具会社の社員に案内されて、工具を並べたトレーラーの中に入ってみてビックリです。ホームセンターに行けば数万円で売っているような工具ケースに百万円くらいの値札が付いている。所せましと並んだ工具はどれもけっこうな値段です。すごい利益率ですよ。とにかくブランド力が強くて、米国の修理工場の従業員は、いつかはここの工具を持ちたいとお金を貯めているのです。

修理工場にトレーラーで工具を売りに行き、工具の改良点をヒアリングしたり、作業と工具の相性もアドバイスも行います。また、欲しい工具の在庫がなければ、次に来るときにその工具を積んで来ます。工具は高価だからローンで販売もしていて、そのローンの申し込みを受け付けるのもトレーラーの運転手。ワーカーはその場でローンの申し込みをして、工具を買えるわけです。ユーザーが心地よく購入できるサービスも提供していることが、ブランドにつながっている。

現地に足を運ぶ意味

こういう事実って、現地に足を運ばないと分からない。

わたしたちは自ら足を運び、現場を見て、社内の空気を感じ、経営者に耳を傾けます。先ほどの工具のように一見地味に見える企業でも、現地で話を聞くことで見えてくることがたくさんあります。労を惜しまず現場に足を運ぶことで、情報の量が増え質が高まります。人と会うことで、その人のエネルギーや考え方を感じ取ることができます。それが結果的にパフォーマンスにつながると考えています。これはひふみ投信の運用と変わらない、レオスの「足で稼ぐ」強みです。

そして、ナマの情報を元に、世界中の素晴しい技術やサービス、経営者、そして企業をお客様にお伝えすることができます。セミナーや動画配信、レポートなど文字情報、様々な形で情報を発信します。自分のお金がどのような企業に投資されているのか知ることで、投資の楽しさを味わっていただけたらと思います。お金の面でのリターンだけでなく、「知ることの楽しさ」といったリターンもご提供いたします。

日本で販売されている海外株投信は、海外の投資ファンドに投資するファンドオブファンズ形式のものが多くを占めます。ひふみワールドは、メンバー自ら足を運んで取材するという点で独自性の高い投信であると言えるでしょう。ひふみワールドに投資いただいたお客様には、是非わたしたちがお話しするセミナーなどに足を運んでいただいたり、動画をご覧いただきたいです。

ひふみ投信とひふみワールドの相乗効果

ひふみ投信のマザーファンドは2017年から海外株を組み入れ、すでに800億円を超える海外株を運用しています。日本企業との比較の視点を持つことが、海外株を調査するうえで有効であることを実感しています。たとえば、日本の自動車メーカーの工場を見てきたアナリストが、海外の新興自動車メーカーの工場を見学し、生産技術がどこまで成熟しているのか見極め、投資の可否を判断したことがありました。今後は日本企業の海外の顧客や仕入れ先企業を取材することにもなるため、ひふみ投信とひふみワールドの相乗効果が生まれると思っています。

世界には日本にない様々な企業があります。米欧にはIT業界のプラットフォーム企業や伝統あるブランド企業、東南アジアには人口増加の恩恵を受ける企業。どの企業も魅力があるだけでなく、様々な国、通貨、発展段階にあり、こうした様々な企業に投資することはリスクの分散にもつながります。成長株を中心に組入れますが、成長性だけに捉われず柔軟な運用を行ってまいります。

「世界にあふれるビックリ!をみつけにいこう」

「世界にあふれるビックリ!をみつけにいこう」というのが、ひふみワールドのキャッチコピーです。

世の中の役に立つ会社に投資し、お客様の資産が増えていくということは、何にも代えがたい喜びです。一緒に世界を旅する仲間になっていただきたいと思っています。

2019年9月代表取締役副社長

「ひふみワールド」ファンドマネージャー 湯浅光裕
「ひふみワールド年金」に係るリスクについて

<価格変動リスク>
国内外の株式や公社債を実質的な主要投資対象とする場合、一般に株式の価格は個々の企業の活動や業績、市場・経済の状況等を反映して変動し、また、公社債の価格は発行体の信用力の変動、市場金利の変動等を受けて変動するため、その影響を受け損失を被るリスクがあります。

<流動性リスク>
有価証券等を売却あるいは取得しようとする際に、市場に十分な需要や供給がない場合や取引規制等により十分な流動性のもとでの取引が行なえない、あるいは不利な条件で取引を強いられたり、または取引が不可能となる場合があります。これにより、当該有価証券等を期待する価格で売却あるいは取得できない可能性があり、この場合、不測の損失を被るリスクがあります。

<信用リスク>
有価証券等の発行者や有価証券の貸付け等における取引先等の経営・財務状況が悪化した場合またはそれが予想される場合もしくはこれらに関する外部評価の悪化があった場合等に、当該有価証券等の価格が下落することやその価値がなくなること、または利払いや償還金の支払いが滞る等の債務が不履行となるおそれがあります。投資した企業等にこのような重大な危機が生じた場合には、大きな損失が生じるリスクがあります。

<為替変動リスク>
外貨建資産を組み入れた場合、当該通貨と円との為替変動の影響を受け、損失が生じることがあります。

<カントリーリスク(エマージング市場に関わるリスク)>
当該国・地域の政治・経済情勢や株式を発行している企業の業績、市場の需給等、さまざまな要因を反映して、有価証券等の価格が大きく変動するリスクがあります。エマージング市場(新興国市場)への投資においては、政治・経済的不確実性、決済システム等市場インフラの未発達、情報開示制度や監督当局による法制度の未整備、為替レートの大きな変動、外国への送金規制等の状況によって有価証券等の価格変動が大きくなる場合があります。

お客様の負担となる費用について

お客様に直接ご負担いただく費用

購入時手数料
販売会社が定める料率とします。現在購入時手数料を徴収している販売会社はありません。
信託財産留保額
ありません。

お客様に信託財産から間接的にご負担いただく費用

運用管理費用(信託報酬)
信託財産の日々の純資産総額に対し年率1.1%(税抜年率1.0%)を乗じて得た信託報酬額とは、投資信託の運用・管理にかかる費用のことです。日々計算されて、投資信託の基準価額に反映されます。なお、毎計算期間の最初の6ヵ月終了日および毎計算期末または信託終了のとき「ひふみワールド年金」の信託財産から支払われます。

運用管理費用の配分

委託会社 ファンドの運用と調査、受託銀行への運用指図、基準価額の計算、目論見書・運用報告書の作成等の対価 年率0.539%(税抜年率0.490%)
販売会社 運用報告書等各種書類の送付、口座内でのファンドの管理、購入後の情報提供等の対価 年率0.539%(税抜年率0.490%)
受託会社 運用財産の管理、委託会社からの指図の実行の対価 年率0.022%(税抜年率0.020%)

その他費用・手数料
組入有価証券の売買の際に発生する売買委託手数料(それにかかる消費税等)、先物取引・オプション取引等に要する費用、外貨建資産の保管等に要する費用、租税、信託事務の処理に要する諸費用、監査法人等に支払うファンドの監査に係る費用(監査費用)およびそれにかかる消費税等、受託会社の立て替えた立替金の利息など。
監査費用は日々計算されて毎計算期末または信託終了のとき、その他の費用等はその都度ファンドから支払われます。
これらの費用は、運用状況等により変動するものであり、予めその金額や上限額、計算方法等を具体的に記載することはできません。