少し早めに和歌山駅に到着した小林と私は、小林の「初めて訪れる土地はまず散歩する」というポリシーのもと、和歌山駅付近の散歩をしました。この日は２月上旬とは思えないほど暖かな気候です。他愛のない話をしながら大通りをしばらく歩いていると小高い丘の上に和歌山城を発見したので、小林がカメラマンとなり和歌山城をバックに写真を撮りました。この日、初めてスピーカーを務める私はとても緊張していて、固い表情になってしまいました（笑）

いよいよセミナーが始まり、まずはメンバーの自己紹介と会社の紹介を行いました。最初の話題は、物価の上昇や円安が私たちの生活に与える影響についてです。
お客様の投資経験を尋ねると、皆さま投資経験があり、継続年数や始めたきっかけを話してくださいました。リアル会場でお客様との距離が近いこともあって、対話形式で投資経験についてお話しすることができ、短い時間の中で双方向のコミュニケーションが実現できました。そして株式投資だけではない“投資”の本質について、「エネルギーを投じて未来を創造する」という私たちの考えをお伝えしました。
続いては、株式投資の始め方や続けるコツなどをお話しました。また「積み立て投資」「長期投資」の重要性について、日常的な例やクイズも混ぜながら分かりやすくお伝えしました。円安の話題については、銘柄の分散だけでなく通貨の分散も大切だというお話も加え、スピーカーを小林にバトンタッチしました。

小林からはiDeCoやつみたてNISAの制度面についてお話しました。
質疑応答の時間では、来年2024年から変更となるNISA制度についての質問が多く寄せられました。

NISA制度とは「少額投資非課税制度」のことです。通常であれば、株式投資で得られた利益には約20%課税されますが、NISA口座を利用すれば一定の条件のもとで非課税となるお得な仕組みです。現在は、成年が利用できる一般NISAとつみたてNISA、未成年が利用できるジュニアNISAの３種類があります。
このうち、一般NISAとつみたてNISAが2024年から１つにまとめられ、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という形で識別されるようになります。そしてNISAの利用枠や非課税期間が拡充されるようです。
それは大変嬉しいことなのですが、制度が複雑なため、お客様からは「新NISAの成長投資枠とつみたて投資枠はそれぞれ口座を開く金融機関を分けることができるのか？」「新NISAの“枠が再利用できる”とはどういうことか？」といったご質問をいただきました。
これらのご質問に丁寧に回答し、「成長投資枠とつみたて投資枠を併用し、タイプの違う商品に分散投資する」という小林が個人的におすすめするNISAの使い方もお伝えしました。

制度についての質問以外にも「せっかくの機会なのでなんでも聞いてください」とお伝えすると、最後は再び、対話形式で“投資”について語り合う時間となりました。
レオスメンバーは、お客様の不安を少しでも軽くしたいという思いで真摯にご質問にお答えしました。
ご参加いただいたお客様全員にとって少しでも学びのあるセミナーとなっていましたら嬉しいです。ご参加いただき誠にありがとうございました。

今回、お客様の一人がレオスの全社員宛に一通の手紙を渡してくださいました。セミナー終了後に拝読すると、5年以上ひふみを応援してくださっており、「これからも社会全体が豊かになる長期投資を続けていってください」という心のこもったエールをいただきました！「ひふみを応援してくださっているお客様が日本全国にいる」ということを改めて実感し、本当に嬉しかったです。後日、お手紙の内容を社内で紹介し、感動を共有しました。いつも応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。

（レポート：トレーディング部　伊藤）

※当記事のコメントは、個人の見解です。当社が運用する投資信託や金融商品等の売却・購入等の行為の推奨を目的とするものではありません。