運用メンバーインタビュー

株式戦略部 シニア・アナリスト久保 智彦くぼ ともひこ

2010年東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行(現三井住友信託銀行)入社。企画業務に従事後、外国株式の調査、グローバル株式及びアジア株式のファンドマネージャー、年金や投資信託の運用を担当。2016年香港現地法人へ出向、2021年三井住友トラスト・アセットマネジメントへ出向。2024年1月にレオス・キャピタルワークス入社。株式戦略部にて企業調査に従事。

「世の中に埋もれている価値を見つけ、届けたい」

アクティブ運用の面白さは、理論では説明しきれないところにある

大学生の時に受けたゼミの講義がきっかけで、株式マーケットの世界に興味を持ちました。そこで論文を読んだり理論を学んだりしたのち、新卒で信託銀行に入ります。株式アナリスト・ファンドマネージャーとして経験を積むうち、財務諸表やデータに表れていない部分からも企業の価値を考え、投資のアイディアを組み立てていくところにアクティブ運用の面白さがあると気が付きました。

香港駐在中に受けたカルチャーショック

2016年から4年ほど、香港に駐在していました。香港は国際都市で、海外の金融機関も多数集まっています。そこで働いている人たちはキャリアについていわゆる欧米流の価値観を持っていて、自分のキャリアアップのために数年で転職するのが当たり前でした。新卒で入社した信託銀行に10年以上勤めていた私にとって、気軽に転職の話をする彼らの日常はカルチャーショックでした。それが私自身の働き方やキャリアについて考える契機になり、「今いる会社の、外の世界を見てみたい」と思うようになります。
外国株式のアナリストとして働くことを考えると香港で就職する選択肢もありましたが、縁あってレオスの面接を受けることになりました。

担当分野がない、自由な調査活動がレオスの特徴

といっても実は転職することを即決できたわけではなくて、とても悩んだし迷いました。何しろ初めての経験ですし、10年以上勤めた会社を辞めるのは勇気がいりました。最終面談のあとに運用本部長の渡邉さんから「もう一度話そう」と熱意をもって誘っていただいて、それが決め手になったかもしれません。
レオスは私の知っている運用会社と違うなと感じました。よくあるセクター担当、国別の担当などはなく、アナリストやファンドマネージャーが自由に好きな分野を調査していると聞いていました。入社後に驚いたのは、それが本当だったということです!そうはいっても、何か決まりとか指示があるものだと思っていたら「好きな分野、将来的に株価が上がりそうだと思う分野を見つけて自由に調査してください」ということで。こんなに自由なんだと納得するのに1か月くらいかかってしまいました(笑)今までは外国株式をメインに調査していたのでもちろん続けていきたいですが、私自身も「この分野」と範囲を決めてしまわずに、日本株も含めて広くチャレンジしていきたいと思っています。

株式投資を通じて、世の中の仕組みを知る面白さ

私が長期的に取り組んでいるヘルスケアの分野についてお話すると、例えば企業を分析していく中で、ある製薬会社がまだ世に出ていない薬を治験していて難しい病気が治りそうだとかわかってくるとやはり面白いです。またバイオベンチャーのような企業はアメリカなどにはたくさんあるのですが、従業員が10人くらいしかいないのに時価総額が何千億円になるケースも珍しくなく、薬の開発や販売をめぐる日本企業とのスケールの違いに圧倒されます。
今では仕事とプライベートにあまり境目がなくなってきたところがあって、病院に行った時に「この医療機器はどこのメーカーのものだろう」と気になって調べてみたりします。ヘルスケアに関連する商品やサービスは、日常的な消費財のように肌感覚で理解しにくい部分もありますので、気にかけて見るようにしているんです。
そうやって商品やサービスの背景にある様々な事象を紐解き、企業価値や株価にどう結びついていくのかを考えるのは、株式投資の面白さだと思っています。

世の中に埋もれている価値を見つけ、届けたい
企業を調査していると、世間に評価されないまま埋もれている価値を見つけられることがあります。業績が出ていても、なかなか株価に反映されない企業も中にはあります。そうした企業に投資し、お客様にも「こんな面白い企業がある」「今は評価が低いけれど、こういう仕組みで株価が動くのではないか」といったことをお伝えできればと思っています。

(最後に、お客様に一言お願いします)

面白い銘柄を発掘して、紹介していきたいと思います。