運用メンバーインタビュー

株式戦略部 アナリスト伊藤 翼いとう つばさ

2022年、法政大学大学院理工学研究科修了。 新卒でレオス・キャピタルワークスに入社し、トレーディング部にてトレーディング業務を担当。2023年7月より株式戦略部にて企業調査に従事。

「自身の投資アイデアでお客様と同じ方向を向くことができる」

運用会社はお客様を幸せにできる可能性を秘めている

レオスに興味を持ったきっかけは、就活中に読んだ藤野の著書「投資家みたいに生きろ」でした。
株式投資だけではなく、自己投資も含めた”投資”に関してとても分かりやすく書かれており、非常に感銘を受けたことを今でも覚えています。
その後、縁あって入社する運びとなりました。

金融業界の中でも特に運用会社は、自身の投資アイディアでお客様の資産形成のお役にたてるところ、そしてお客様と同じ方向へ並走できると ころが魅力的だと考えています。投資信託の成績を上げて資産がふえれば運用会社の利益にもなりますし、同時にお客様の資産もふえて喜んでいただけることになりますから。
それに、投資という行為は特定の企業を応援するだけでなく、その先のビジネスやバリューチェーンに関わるすべての人たちを応援することに繋がると思っています。そうした意味で、投資を通じて自身の力で多くの人を幸せにできるような可能性を秘めていると思い、運用会社に入社しました。

調査活動は新しい発見の連続

2023年7月から株式戦略部に配属されましたが、先輩アナリストからは本当にゼロから企業調査について教わりました 。例えば財務諸表の読み方ですと、売上高、売上総利益、営業利益、経常利益、当期純利益といった各項目の意味から、それらを構成する各要素への分解といった基本的な考え方、 ほかにも、調査をする際の準備や取材の手続きなど一連の流れも学びました。
取材が終わった後も改善点を指摘してくれるので、非常に勉強になります。

調査業務では現在、鉄鋼業界を重点的に見ています。鉄鋼企業は鉄鉱石と石炭(原料炭)から鉄を作って販売するという、すごくシンプルなビジネスモデルです。しかし鉄が使われる先としては、自動車や建築、船舶、産業機械、建設機械など非常に幅広く、鉄鋼企業の業績を予想するには、川上の原料の需給動向や川下の各需要家の動向、そして各社の生産キャパシティなど、様々な要素をマクロとミクロの両面から調べる必要があります。
シンプルなビジネスモデルではありますが、調べれば調べるほど奥が深くなっていき、特に各社の成長ストーリーを見続けるのが面白いです。まるで連続ドラマのように途中で視聴を中断することなく 、成長を見続けたいという気持ちがあります。常に新しい発見に巡り合えるので、調査をしていてとても楽しいです。
また、私が推奨した銘柄が値上がりすると非常に嬉しいです。株価の上昇を通じて調査を続けている企業の成長を実感できるのは楽しいですね。

目標は、日本株のファンドマネージャーになること

今後の目標は、日本株のファンドマネージャーになることです。
しかし、現状のスキルセットとその目標にはギャップがあるので、まずはアナリストとして評価・信頼していただくことが重要だと思います。そのため今は、目の前の業務に全力で取り組むと同時に、証券アナリスト試験の勉強やその他の書籍などを通じて知識の習得にも励んでいます。 私にとって投資とは、未来のためにあるものと考えています。株式投資は、将来成長する会社に投資することですし、自己投資も将来スキルや人間性として返ってくるものだと思います。なので仕事も学びも常に刺激を受けながら、様々な経験を積み、お客様にリターンをお返しできるようになりたいです。

(最後に、お客様に一言お願いします)

皆様の資産形成の一助となれるよう、これからも全力で調査活動に取り組んで参ります。
そして、調査した会社の面白さや魅力も、しっかりとお伝えできればと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。