運用メンバーインタビュー

株式戦略部 ファンドマネージャー内藤 誠ないとう まこと

同志社大学、東北大学大学院理学研究科数学専攻修了後、三井住友信託銀行に入行。 2018年、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社へ出向。定量分析やクオンツファンドの開発・運用に従事。東京都立大学大学院経営学研究科に在籍し、数理ファイナンスや実証ファイナンス、機械学習分野での研究活動に従事。2022年1月にレオ ス・キャピタルワークス入社。

「投資先、お客様に将来への明るい材料をたくさん提示したいです」

身近だった金融の世界へ

大学時代は、数学科で学んでいました。
数学が好きだったのもありますが、家族が金融機関で働いていたこともあり、将来金融機関で働くことも考えて数学ができたほうがいいと考えたんです。

就職先として金融業界を選んだのは、数学科の学生の進路として金融機関以外になかなか選択肢がなかったというのもあります(笑)今はAIの分野で数学の知識が様々な業界で重宝されていますが、私が就職活動をしていた頃はそうではなく、周りはみんな銀行や保険会社、証券会社に就職していました。

その中でも運用業界を選んだのは、結果が一番目に見えやすいと思ったからです。
いろんな会社を受けましたが、最終的には様々な資産を扱っている場所の方が自分のキャリアの幅が広がるだろうと考えて信託銀行に入りました。

入行後は、レオスのように1社1社リサーチして投資をする運用手法ではなく、企業の株価や業績、経済指標といった定量情報をもとに運用するクオンツ運用をしていました。それもとても面白い仕事でしたが、クオンツの経験を生かしつつ個々の企業調査もできるアナリストになりたいと考え、働きながら通っていた大学院を卒業したタイミングで次のチャレンジをしようと転職を決意しました。

この時に培った定量的分析やクオンツ的発想は、既存のレオスの運用メンバーと異なる視点で投資アイデアが生み出せるのでとても役に立っています。

お客様との距離をなくしたかった

前職で、新たに投資信託ビジネスをはじめるという話がありました。
その時に投信ビジネスで成功しているのはどういうところなんだろうと調べていて、出てきたのがレオスでした。

調べるなかで魅力を感じたのは、運用チームと営業チーム、レオスとお客様の距離が近いことです。
新しい商品をつくるときに、運用する私たちもお客様のニーズがどこにあるのかを知るべきだと思っていました。そうするためにはお客様と直接会って話をきくのがいいと感じていましたが、多くの運用会社ではそういった機会はないんですよね。

その距離感をずっともどかしいと感じていましたが、レオスではセミナーなどを通して運用者が直接お客様とコミュニケーションする機会が毎月1度はあります。ファンドマネージャーやアナリストもお客様と直接話すことができるので、どういう商品・サービスを求めているのかをもっと知ることができる。そう考え、レオスへの入社を考えるようになりました。

入社前、藤野さんや湯浅さんをはじめ運用メンバーにはほぼ全員会って話をしました。その時に全員がすごくフランクに話してくれたんですよね。それが印象的で、レオスに入ろうと思った大きな決め手でもありましたね。

入ってみて、若手・ベテラン・アナリスト・ファンドマネージャーの序列関係なく、良いアイデアに対して平等に反応してもらえるところもレオスの運用チームのいいところだと実感しています。

共に成長を体感できるのが投資

投資は「未来を明るくするもの」だと思っています。
お金がふえるということももちろんメリットですが、それだけが価値じゃない。
投資本来の魅力は、私たちのような投資家・商品を保有するお客様・投資先の企業が同じ方向を向いて成長していけることだと思うんです。

私たち投資家は企業の方と一緒に成長ストーリーを考え、そうすることで私たちはよりその企業の成長にかけることができます。お客様からお預かりしたお金は成長しようとする企業に投資という形で渡すことで、お客様のお金がふえるだけではなく、その企業のサービスもお客様にかえってきます。そういう循環ができればいいなと思います。

そのためにも日頃から考えているのは、投資先やお客様に、将来に対する明るい材料をたくさん提示したいということです。
私自身、まだボトムアップリサーチをするアナリストとしてのキャリアは長くありません。日々企業の方と面談する中で「もっと1つ1つの企業の成長に寄り添うことはできないか」というのは課題に感じています。
企業の方からの「どうすればもっと企業価値があがりますか?」という問いに対して、株式市場全体として考えたらこうすれば株価は上がります、と言うことは可能です。ただ、企業そのものが成長していくためにはどういうことをすればいいのかというのは、長くその企業を見ているアナリストの方が具体的にアドバイスできるんですよね。企業の方から頼りにしていただけることはとてもうれしいですし、その期待に応え企業の成長にもっと関わっていきたいので、今後も自分自身を磨いていきます。

そして、お客様に対しては運用成績だけではなく、そうした企業や投資がもつ魅力をもっと伝えていきたいです。残高が大きいファンドを運用するレオスでは、そこを目いっぱい伝えることも大切だと感じています。

(最後に、お客様に一言お願いします)

リターンで貢献することは大前提です。
その一方で、投資の金銭的なリターン以外の価値をひふみやレオスから感じ取ってもらい、毎日の生活に明るさを提供するべく、これからも努めます。