運用メンバーインタビュー

株式戦略部 シニア・アナリスト大原 健司おおはら けんじ

2004年大学卒業後、IBM Business Consulting Services(現IBM)を経て、三井住友アセットマネジメント(現三井住友DSアセットマネジメント)入社。日本株のファンドマネージャー、外国株のファンドマネージャー業務に従事する。外国株担当時には、ロンドン現地法人に出向。 2024年3月にレオス・キャピタルワークス入社。株式戦略部にて企業調査に従事。

「投資は自己実現のツール。私たちはリターンを追求します」

金融への意識の高まり

新卒では外資系のコンサルティング会社に入社しました。就職活動時には特にやりたいことが見つからなかったので、コンサルであればプロジェクトごとの短期間でベーシックなスキルを伸ばすことができ、様々な業界の知見を得られるだろうと考えて選択しました。実際、様々な企業の成長支援をする過程で学びは大きかったですが、経営資源としてのヒト・モノ・カネ・情報があるとすると「カネ=金融」の経験が足りないと感じました。私は友人にファンドマネージャーやアナリストがいたので、金融の世界の話を聞いていて、そこで株式運用という仕事に興味を持ち、運用会社へ転職しました。

キャリアの中でのレオス

最初の数年間は、日本株のアナリストや中小型ファンドチームでの運用サポート業務を行いました。その後、外国株のアナリストとしてロンドンに数年間駐在し、帰国後は外国株のファンドマネージャーや、日本株のファンドマネージャーを務めました。グロース、バリュー、絶対収益型などの様々なファンドを担当できたのは良い経験となりました。
レオスに入社したきっかけは、元同僚の高橋亮さん(株式戦略部 シニア・ファンドマネージャー)からの誘いです。レオスの運用残高が拡大していることや商品ラインナップの拡充に伴い、日本株の大型銘柄や外国株の運用調査実績のある経験者が求められていました。私は日本株と外国株の両方で様々なプロダクトの運用実績があり、求められている人材としてフィットしたのだと思います。
転職を考えたときにいくつかの選択肢があったのですが、レオスは経験の幅が広がりそうだと思いました。レオスは、2023年に上場して既にスタートアップではありませんが、様々な事業拡大に挑戦していく成長フェーズの企業で、そうした環境に身を置いてパフォーマンスを発揮することは、運用者としてだけでなく色々と得るものが多いと考えました。

知識と経験がマーケットと一体化する面白さ

この仕事の魅力は、マクロとミクロのダイナミズムを肌で感じられることです。
私たちは、ポートフォリオを構築するために、経済、為替、政治、金利などの動向を分析するトップダウンアプローチと、個別銘柄(企業)のファンタメンタルズを分析するボトムアップアプローチの両方を行います。マクロ環境も企業も刻々と変化していくので、その時々で最良の投資判断ができるように知識や情報をアップデートし続ける必要があります。例えば、マクロ視点では、株式市場の動向を予測するためには主要国の中央銀行の政策動向や消費動向などの変化をキャッチすることはとても重要です。一方のミクロ視点の一例としては、この数年、日本企業はかつてないほど変革しています。企業価値の向上に向けて経営資源をいかに効率的に配分するかや、株主を意識した経営をする企業が増えています。そうした企業の変化を捉えることで「バリエーション(企業価値評価)はこれぐらい伸びるかな」など色々考えます。
それに加えて、自分自身のこれまで蓄えた知識や経験、感性などをベースに投資判断をするのですが、それが正しかったのかどうかが、パフォーマンスとして分かりやすく出てくるので、やりがいを感じます。

投資は自己実現のためのツール
投資はシンプルにリターン(利益)を追求することが重要だと考えます。もちろん、魅力ある企業にリスクマネーを供給することで長期的に社会に貢献する等の話は理解しています。ただ、やはり投資家が求めているのはリターンですよね。そのリターンがあって初めて、自己実現のための選択肢も広がるし、やりたいことをやれる。その最大のツールの一つが投資だと思います。私は運用に携わる立場として、求められているのはとにかくパフォーマンスだと思っているので、そこに注力することで多くの投資家の期待に応えたいと思います。

(最後に、お客様に一言お願いします)

パフォーマンスを追求していきたいと思います。